ご成婚、誠におめでとうございます。これからは、二人で「家庭」という名の会社を経営していくことになります。そして、多くのカップルが次に直面するのが、「子育て」という最大級のプロジェクトです。
特に、共働きが基本となったここ名古屋で、仕事と家庭をどう両立させるか。これは、愛情だけでは乗り越えられない、極めて高度な経営課題です。私たち名古屋の結婚相談所ラパンブランが、今回は「ライフコンサルタント」として、この重要プロジェクトを成功に導くための、現実的な戦略をお伝えします。
①【情報戦】名古屋の「保活」は、妊娠中から始まっている
まず、直視すべき現実からお話しします。名古屋市、特に人気の高い千種区や名東区などでの「保活(保育園に入れるための活動)」は、熾烈な情報戦です。悠長に構えていると、あっという間に選択肢はなくなります。- 待機児童問題のリアル:名古屋市も対策を進めていますが、依然として0歳〜1歳児の待機児童は存在します。特に、駅近の人気園は激戦区。「育休が明けたら、どこかには入れるだろう」という甘い見通しは、あなたのキャリアプランを根底から覆しかねません。
- 情報収集の開始時期:理想を言えば、妊娠が分かった段階で、お住まいの区役所への相談や、近隣の保育園(認可・認可外ともに)の見学予約を始めるべきです。夫婦で手分けをして、それぞれの園の方針や雰囲気をリサーチし、Excelなどでリスト化することをお勧めします。
- 名古屋市のサポート制度を使いこなす:名古屋市には、「ファミリー・サポート・センター」のような、いざという時に子どもを預かってくれる地域支援制度があります。こうした公的サービスを事前に登録し、使いこなせるかどうかが、共働き夫婦の生命線となります。
②【チーム戦略】「手伝う」という概念を、今日から捨てる
次に、夫婦間のマインドセットです。夫が妻の家事・育児を「手伝う」という発想、そのものをご家庭の辞書から削除してください。あなたたちは、対等な共同経営者です。すべてのタスクは「二人で遂行する」ものです。- 「名もなき家事」の可視化:「トイレットペーパーを補充する」「子どものプリントに目を通し、サインする」「ゴミ袋のストックを確認する」。こうした無数の「名もなき家事」が、主に妻側に負担としてのしかかります。まずは、家庭内で発生するタスクをすべて書き出し、どちらが担当するかを明確に分担、あるいは共有しましょう。Google KeepやTrelloといったタスク管理ツールの活用も有効です。
- 「報告・連絡・相談」の徹底:子どもの発熱、保育園からの呼び出し、予防接種のスケジュール。これらを共有のGoogleカレンダーに即座に入力し、どちらが対応できるかを常に協議する体制を築きます。「言わなくても分かってくれるはず」は、家庭経営において最も危険な幻想です。
③【外部資源】「親」という最強の株主との、賢い付き合い方
特に地元志向の強い名古屋では、「両親(祖父母)」という存在は、子育てにおける最強の外部資源(アウトソーシング先)になり得ます。しかし、その関係性のマネジメントは、極めて慎重に行わなくてはなりません。- 親は「無料のベビーシッター」ではない:まず、この認識を夫婦で共有してください。親の善意に甘えすぎると、必ず関係はこじれます。サポートをお願いする際は、必ず感謝の気持ちを言葉と形で示しましょう(定期的なプレゼント、食事をご馳走するなど)。
- 教育方針の統一:祖父母は、孫を甘やかすのが仕事です。しかし、あなたたちの家庭の教育方針(おやつのルール、しつけなど)は、事前に夫婦で明確に定め、両親にも「私たちの家では、このルールでお願いします」と、丁寧に、しかし毅然と伝える必要があります。ここでの窓口は、必ず実の子であるあなたが担ってください。
- 「頼る」と「自立」のバランス:すべてを親に頼るのではなく、「どうしても困った時」の最終防衛ラインとして、健全な距離感を保つこと。それが、良好な関係を長く続ける秘訣です。
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