「名古屋の結婚式は派手」。この言葉を、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。きらびやかな嫁入り道具を乗せたトラック、豪華な披露宴、そしてお菓子まき…。しかし、そのイメージは、本当に「今」の名古屋を映し出しているのでしょうか?
私たち名古屋の結婚相談所ラパンブランが、日々成婚カップルのご相談に乗る中で見えてきたのは、その伝統を守りつつも、価値観が大きく変化している「令和の名古屋ウエディング」のリアルな姿です。今回は、その最新事情と、パートナーと揉めずに理想の式を挙げるための金銭感覚のすり合わせ術を解説します。
①【結論】派手さは“選択制”に。重視されるのは「ゲストへのおもてなし」
かつて、名古屋の結婚式における「派手さ」は、家の格式を示すための、ある種の「義務」でした。しかし、現代のカップルにとって、それは**「選択肢の一つ」**に変わっています。
- 二極化する結婚式のスタイル: 親族や上司など、招待客が多い場合は、今でも格式あるホテルでの大規模な披露宴が選ばれます。一方で、親しい友人や家族だけを招いた、アットホームなレストランウエディングや会費制のパーティーも、全く珍しくありません。ラパンブランの成婚者データを見ても、その割合はほぼ半々です。
- お金をかけるポイントの変化: 見栄のための豪華な装飾や演出にお金をかけるのではなく、「ゲストに楽しんでもらう」ためのおもてなしに費用をかけるカップルが圧倒的に増えています。例えば、「料理のコースをワンランクアップさせる」「引出物を、ゲストが自分で選べるカタログギフトにする」「遠方からのゲストのために、宿泊費や交通費を負担する」といった点です。 つまり、現代の名古屋のカップルが大切にしているのは、「自己満足の派手さ」ではなく、「ゲストへの感謝」なのです。
②「嫁入り道具」と「お菓子まき」。伝統文化との賢い付き合い方
名古屋の結婚式を象徴する、二つの伝統文化。これらもまた、時代と共に形を変えています。
- 嫁入り道具: かつてのように、豪華な桐ダンスや着物をガラス張りのトラックで運ぶ、という光景はほとんど見られなくなりました。しかし、文化が消えたわけではありません。親御さんが、**「新生活に必要な、質の良い家電や家具一式」**を、嫁入り道具として贈るケースは今でも非常に多いです。これは、娘の新しい生活を少しでも楽にさせたい、という親心の発露です。お相手の親御さんからそうした申し出があった場合は、ありがたく受け取り、心からの感謝を伝えるのが円満の秘訣です。
- お菓子まき: 家の屋根やベランダからお菓子をまく、という伝統的なスタイルは減りましたが、この「幸せのおすそ分け」の精神は、形を変えて受け継がれています。最近では、披露宴や二次会の演出として、会場内でゲストに向けてお菓子をまいたり、デザートビュッフェの演出として取り入れたりするケースが増えています。ゲスト参加型の楽しいイベントとして、非常に人気があります。
これらの伝統を「古い」「恥ずかしい」と全否定するのではなく、その背景にある意味を理解し、現代風にアレンジして取り入れる。それが、令和世代の賢い選択と言えるでしょう。
③ 揉めないための最重要課題。「両家の価値観」のすり合わせ
結婚式のスタイルで最も揉める原因は、新郎新婦の意見の対立よりも、「二人と両家の親」との価値観のズレです。特に、親世代は「結婚式は家のために、世間体を考えて行うもの」という意識が根強く残っている場合があります。
- まずは二人の意見を固める: 親に相談する前に、必ず二人で「私たちは、こういう結婚式がしたい」「予算は〇〇円くらいで考えている」という、明確なビジョンを固めましょう。二人の意思がバラバラだと、両家の親の意見に振り回されることになります。
- 親への伝え方: 「結婚式の費用は、自分たちで出すから、私たちの好きなようにさせてほしい」と、経済的な自立を示すことは、有効な交渉術です。その上で、「お父さん、お母さんには、ゲストとして純粋に楽しんでほしいんだ」と、相手を立てる言葉を添えることも忘れないでください。
- カウンセラーを頼る: 両家の意見が対立し、収集がつかなくなった時。私たち名古屋の結婚相談所ラパンブランは、成婚退会後であっても、ご相談に応じています。数多くのケースを見てきたプロとして、両家が納得できる落としどころを、一緒に探すお手伝いができます。
結婚式は、二人が夫婦として行う、最初の大きな共同プロジェクトです。このプロジェクトを成功させることが、幸せな結婚生活への第一歩となるのです。
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